大切な地域のみまもり力

知っていますか? 茨城県内で認知症と認められる方の行方不明者…
令和2年 487人(出典=茨城県警察本部生活安全総務課)

徘徊かな?と感じたら、声をかけてみましょう。

驚かせないようゆっくりと丁寧に、相手の自尊心を傷つけないことがポイントです。

画像の説明

徘徊かな?と感じた時

「あれ?どうしたんだろう、気になるなぁ・・」と感じた時は、そのかたの様子を見てみましょう。
次のような状況が当てはまる時は徘徊の可能性があります。

•夜中、早朝などに1人で歩いている
•雨の中、傘もささずに歩いている
•季節に合致しない服装をしている(例:パジャマのまま・ボタンの掛け違いをしている等)
•手ぶらで歩いている
•初対面なのに人懐っこく話しかけてくる
•同じところを何度も行ったり来たりしている
(引用 https://kaifukunavi.com/kaigo/dementia/2019/03/593/ カイフクナビ


どんなふうに声をかけたら良い?

 ①【挨拶】ゆっくりと近づき、相手の視界に入ってから「こんにちは」と軽い挨拶
 ②【状況確認】「何かお困りですか?」「どちらからいらしたのですか?」と、優しく声を掛ける
 ③【本人情報の確認】「ご自宅はどちらですか?」「お名前は?」など、ご本人の情報を尋ねる

もし言動に違和感があり、目的の場所に辿り着けなかったり、何かをずっと探して困っている様子であれば、このようにご自宅や連絡先を聞き出して、連絡してみましょう。

お聞きするのが難しい場合は最寄りの警察署か110番へ連絡し、警察の方を呼ぶか、行政の窓口へ連絡しましょう。「おじいさん(おばあさん)が道路で道に迷っているようです、徘徊かもしれません」


気をつけることは?

相手を急がせない、驚かせない、自尊心を傷つけない、の3つがポイントです。
「自尊心を傷つけない」とは、例えば行き先が的外れであったり、声をかけた方を家族と思って話しかけられたりした時に、それを否定せず「そうですね」など相槌を打ちながら、状況確認やご本人情報をそれとなく聞き出すことです。

いばもりプロジェクトでは、
認知症高齢者の方や障がい者・子どもが一人で行動中に行方不明になったときに、地域の協力者とともに早期発見につなげることができる「みまもりあいアプリ」と「みまもりあいステッカー」の2つの仕組みを広く普及させ、見守り合える街作りを支援しています。
「みまもりあいアプリ」は誰でも携帯にインストールでき、探索依頼や探索協力が可能です。

活動に関する情報発信等も予定していますので、活動にご関心を持たれた方は、いばもりサポーターへの登録もどうぞよろしくお願いいたします。